【感想】『ベアゲルター』強くて、かっこよくて、きれいで、残酷で、エロいおすすめ作品

70年代のB級映画を思わせる本作。 バイオレンス、アクション満載の作品だ。 過激、残酷な描写があるが、 ちょいちょい笑いもいれてあるので安心してほしい。

著者:沙村広明

作品:『無限の住人』『波よ聞いてくれ』など

あらすじ

3匹の獣(めす)が牙を剥き合う、おんなの修羅場!! 『無限の住人』の沙村広明が贈る、背徳のエンタテインメント! ――中国の売春街で起きた謎の殺人。それはやがて、日本の某・広域暴力団内部での現金盗難事件と結びつき、とある辺境の孤島にて、予期せぬ火花となり炸裂する!! 情慾(エロス)と暴力(バイオレンス)の完璧な融合……これが“叛逆ずべ公アクション”だ!!

『ベアゲルター』のここがすごい

3人の女性がもう強くてカッコいい。

睫毛(ジュマオ):ヌンチャクを操るチャイナドレスの女

字 忍(あざ しのぶ):ヤクザに捕まっても平然としてる女

ナミ・サブラソワ(トレーネ):片目で銃と義手で戦う女。『女囚701号 さそり』の梶芽衣子のような服

かっこいい戦闘シーン

かっこいいのです彼女たちがほんと。それと迫力ある絵に圧倒される! そしてこれまた、かっこよすぎる戦闘シーンがたまらない。

かっこいい表紙

表紙も良い。さっきからかっこいいばかりだ。それでもかっこいい。

70年代東映な感じ

酷い目にあった女性の復習劇として大ヒットした『キル・ビル』もそうだが、昭和の任侠映画、バイオレンス映画が好きなのが伝わって来る作品である。 アクションシーンがもうかっこい。

まとめ

B級映画のような復習劇が好きで『キル・ビル』や『シン・シティ』が好きな人なら間違いなく楽しめる作品。戦闘シーンはもちろん女性陣のコスプレのような服装とたまに入れてくる笑いにも注目だ。とはいえ過激、残酷な描写もあるので苦手な人はやめておこう。そういった人には『波よ聞いてくれ』の方をおすすめする。

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