【おすすめ】絶対に読みたい!面白い『北欧ミステリー小説』を厳選して紹介

傑作が多い北欧ミステリーの中から特に絶対に「読みたい」と「おすすめ」で読んでほしいと 思った作品を厳選し紹介する。 北欧ミステリーの魅力にはまっている人も 気になっていてこれから読んでみたいと思っている人にも おすすめの作品ばかりなので参考にしてもらえると嬉しい。ちなみに同じ作家の作品は複数選ばないようにしている。

絶対に読みたい『北欧ミステリー小説』

『三秒間の死角』

潜入捜査官の危うい立場と任務の過酷さ。2重生活の葛藤が描かれている。 また、刑務所内で麻薬取引を牛耳る方法など、潜入捜査官パウラの数々の戦略に予想は裏切られる。

刑務所でおこる絶対絶命の危機から驚きの結末へ『三秒間の死角』北欧ミステリーの傑作! - ciori

三秒間の死角 上<三秒間の死角> (角川文庫) Kindle版

三秒間の死角 下<三秒間の死角> (角川文庫) Kindle版

 

『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女

ジャーナリストのミカエルは、罠とは知らず実業家の違法行為を暴く記事を書いたが、 結果、名誉毀損で有罪判決を受けてしまう。月刊誌ミレニアムへの影響を考え 発行責任者の立場であったが、一時離れることにするミカエル。 そこへ大企業グループの前会長ヘンリックから奇妙な依頼があった。 40年前に失踪した孫娘の事件を再調査してほしいというもの。 調査した結果によれば、罠にはめた実業家が破滅する情報を出すと言われ 調査を引き受ける。ここからミレニアム3部作が幕をあげる。

全世界2,000万部の驚異のヒット作!『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』が面白すぎる - ciori

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上・下合本版) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Kindle版

 

『湿地』

雨交じりの風が吹く10月のレイキャヴィク。湿地にある建物の地階で、老人の死体が発見された。侵入の形跡はなく、被害者に招き入れられた何者かが突発的に殺害し、逃走したものと思われた。金品が盗まれた形跡はない。ずさんで不器用、典型的なアイスランドの殺人か? だが、現場に残された3つの単語からなるメッセージが事件の様相を変えた。しだいに明らかになる被害者の隠された過去。そして臓腑をえぐる真相。ガラスの鍵賞2年連続受賞の前人未踏の快挙を成し遂げ、CWAゴールドダガーを受賞した、北欧ミステリの巨人の話題作。

湿地 (創元推理文庫) Kindle版

 

『目くらましの道』

衝撃的な自殺を目撃するところから物語がはじまりを告げる。 スウェーデンの様々な社会問題を取り上げ、物語は進んで行く。 ヴァランダー警部シリーズ第5作目。

焼身自殺から幕をあける衝撃の物語『目くらましの道』 - ciori

目くらましの道 上 (創元推理文庫) 文庫 – 2007/2/10

目くらましの道 下 (創元推理文庫) 文庫 – 2007/2/10

 

『特捜部Q 檻の中の女』

捜査への情熱をすっかり失っていたコペンハーゲン警察のはみ出し刑事カール・マークは新設部署の統率を命じられた。とはいってもオフィスは窓もない地下室、部下はシリア系の変人アサドの一人だけだったが。未解決の重大事件を専門に扱う「特捜部Q」は、こうして誕生した。まずは自殺と片付けられていた女性議員失踪事件の再調査に着手したが、次々と驚きの新事実が明らかに!デンマーク発の警察小説シリーズ第一弾。

特捜部Q―檻の中の女― (ハヤカワ・ミステリ文庫) Kindle版

 

『氷姫』

スウェーデンで『ミレニアム』を超える大ヒットなった本作。 エリカ&パトリック事件簿シリーズは4作でスウェーデンで合計400万部の記録をだしている。 現在もシリーズは続いおり、日本では8作が翻訳されている。北欧ミステリーはこれからも注目していこう。

突然距離を置くようになった親友に封印されていた真実とは『氷姫』エリカ&パトリック事件簿シリーズ!北欧ミステリー期待の新星 - ciori

氷姫―エリカ&パトリック事件簿 (集英社文庫) 文庫 – 2009/8

 

『笑う警官』

マルティン・ベックと同僚のコルベリはチェスをしていた。雨の夜。外では デモ隊と警官らが衝突していた。同じころストックホルム2階建てバスで 8人が銃殺される事件がおこっていた。被害者には刑事が一人いた。彼はなぜバスにのっていたのか。非番の彼はなぜ銃をもっていたのか。命をとりとめた被害者も謎の言葉を残して亡くなった。手がかりがほとんどないままベックだちの捜査がはじまる。

【感想】バスで起きた銃乱射事件!警察小説の金字塔『笑う警官』 - ciori

笑う警官 刑事マルティン・ベック<刑事マルティン・ベック> (角川文庫) Kindle版

 

ルミッキ1 血のように赤く

しなやかな肉体と明晰な頭脳をもつ少女、ルミッキ。他人に関わらない主義の彼女は、高校でも異色の存在だ。だが、暗室で血の染みのついた札束を目撃した瞬間から、クラスメートもろとも犯罪事件に巻き込まれてしまう。 汚職、ドラッグ、殺人――謎の“白熊(ヤーカルフ)”の存在。もはや傍観者ではいられなくなったルミッキは、彼らを出し抜くため、白雪姫の姿で仮装パーティーに潜入する。事件の謎とともに、彼女の封印された過去が次第に解き明かされていく。 世界48ヵ国で翻訳出版! トペリウス賞受賞作家サラ・シムッカによる話題の北欧ミステリー3部作、刊行開始!

ルミッキ1 血のように赤く 単行本 – 2015/7/15

 

『黄昏に眠る秋』

霧に包まれたエーランド島で、幼い少年が行方不明になった。それから二十数年後の秋、少年が事件当時に履いていた靴が、祖父の元船長イェルロフのもとに突然送られてくる。イェルロフは、自責の念を抱いて生きてきた次女で少年の母のユリアとともに、ふたたび孫を探しはじめる。長年の悲しみに正面から向き合おうと決めた二人を待つ真実とは? スウェーデン推理作家アカデミー賞最優秀新人賞、英国推理作家協会賞最優秀新人賞受賞の傑作ミステリ。

黄昏に眠る秋 Kindle版

 

『犯罪心理捜査官セバスチャン』

「息子が帰ってこないんです」ヴェステロース警察にかかってきた一本の電話、それがすべての始まりだった。少年は心臓をえぐり取られた死体で発見された。センセーショナルな事件に、国家刑事警察の殺人捜査特別班に救援要請が出された。メンバーはリーダーのトルケル以下四人の腕利き刑事。そこにひとりの男が加わった。男の名はセバスチャン・ベリマン、心理学者で殺人捜査特別班の元トップのプロファイラー。だがこの男、自信過剰で協調性ゼロ、アドレナリンとセックス中毒、捜査中でも関係者を口説いて寝てしまう、はた迷惑な奴だったのだ。スウェーデンを代表する脚本家がタッグを組んだ、注目の北欧ミステリ。

犯罪心理捜査官セバスチャン 上 Kindle版

犯罪心理捜査官セバスチャン 下 Kindle版

 

バタフライ・エフェクト

難病に罹り余命宣告された五十五歳のボーディル。長年苦しめられた独善的な夫に別れを告げる一方で、三十歳の娘との関係修復を望んでいた。死を前にしたボーディルは半生を振り返り、「十代だったあの日、別の選択をしていれば人生は違っていたのだろうか」と自問自答を繰り返すばかり。ボーディル、娘ヴィクトリア、そして二人とは無縁のはずの、公私ともに幸福な男アンドレアス。やがてボーディルの「あの日」の行為が、時を経て思わぬ悲劇を呼ぶ―。スウェーデン・ミステリ界の女王アルヴテーゲンが、人生の皮肉と現代の闇、負の連鎖を鋭く描く衝撃の最新作!

バタフライ・エフェクト Kindle版

 

おわりに

北欧ミステリーは『ミレニアム』で 人気に火がつき、傑作ミステリーの宝庫と言われている。 今回紹介した作品では若干スウェーデン作家の作品が多くなっているが、 北欧の他の国の作品もおすすめなので本を選ぶ際に参考にしてほしい。